2021年2月、「抗ウイルスコーティング」が、奈良県立医科大学における不活化の実証実験において、新型コロナウイルスに対する有効性も実証されました。
弊社では、実証される前の段階(2020年7月)から採用しております。
※インフルエンザウイルスをはじめとした「エンベロープ型」と分類されるウイルス等への効果は、もともと検証済です
河島コンクリート工業株式会社では、従業員のため、安全・安心な職場作りの取り組みとして、事務棟全フロア、そして全車両のコクピットに「抗ウイルスコーティング」を施工しております。
※2020年7月26日初回施工完了
※奈良県立医科大学における不活化の実証実験において、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2;2019-nCoV JPN/TY/WK-521株)の不活化率が120分で99.887%となる結果が報告されました。
抗ウイルスコーティングは、新型コロナウイルスや
インフルエンザウイルス、254種類の菌などに対し、
霧状のスプレーコーティングを行い抑制します
毎年冬の時期に流行する、インフルエンザを始めとした各種の感染症。
一度オフィスで蔓延してしまうと社内全体が影響を受けてしまい、また来客の方にも迷惑をかけてしまうような事になりかねません。
さらに昨今の話題の中心でもある新型の感染症についても、罹患が社内外へ与える影響は大きく、現状は各個人が行っているマスク着用や手洗い、アルコール消毒、うがいなどで予防している状態です。
弊社で導入している「抗ウイルスコーティング」(株式会社ジェブ様施工)は、インフルエンザウイルスをはじめとした、「エンベロープ型」と分類されるウイルスの表面にある『ウイルス蛋白(スパイク)』にダメージを与えて不活性化させます。
そして、人体などへの吸着を防ぐことによって抑制させることができる噴射式のコーティングなのです。
【検証結果その1 新型コロナウイルスの不活性化】
試験機関:奈良県立医科大学様 ※株式会社ジェブ様WEBページより引用
あらかじめ抗ウイルスコーティングを塗布し、完全に乾いた状態のガラス板と何も塗っていない未施工のガラス板それぞれに新型コロナウイルスを150μl 接種し、4cm 角のフィルムで被覆しました。
その後、それぞれのガラス板を一定時間静置し、それぞれの時間後にPBS 溶液によってウイルスを回収した所、以下のような結果となりました。
抗ウイルスコーティング施工済みのガラス板に新型コロナウイルスを接触させると、2時間後で99.887%減少しました。
【検証結果その2 A型インフルエンザウイルスの残存率】
試験機関:財団法人北里環境科学センター様 ※株式会社ジェブ様WEBページより引用
下のグラフは、抗ウイルスコーティングを施工済みのガラス板と未施工のガラス板に、それぞれA型インフルエンザのウイルスを摂取し、時間の経過とウィルスの量を比較したものです。
抗ウイルスコーティングの施工後、ウイルス感染価が初期値から10分で61%、1時間で91%減少する検査結果が出てます。
何もしていない未施工の部分に同量のウイルスを付着させた所、1時間後の減少率は57%程度でした。
弊社においても、事務室やエレベーター、トイレも含む事務棟全フロア、そして全車両のコクピットにおいて、数年間に渡りウイルスへの抑制効果を発揮します。
抗ウイルスコーティングはウイルス等に対しては抑制の効果を発揮しますが、人体への影響は無く安全な液剤です。
食品工場や幼稚園の砂場でも採用されている安全性に優れた商品で、小さなお子様がいるご家庭でも安心して使用できるコーティングです。
抗ウイルスコーティングはウイルス抑制に留まらず、159種類のカビ菌やO-157を含む70種類の社会問題菌など、細菌の抑制にも効果を発揮します。 さらに、生活環境での臭いを分解して消臭する効果や、撥水性を用いた防汚効果などもあります。
どのように施工されているか見てみよう!
施工中の風景
株式会社ジェブ様
施工の流れ
拭き取り清掃および養生作業
施工箇所のホコリや汚れを次亜塩素酸水などで清掃し、乾燥させます。
その後、液剤がかかってはいけない部分に養生テープで保護を行います。
アスファ水散布
アスファ水とは、次亜塩素酸ナトリウムの強い分解力を持ちながら安全性と分解速度を高めた除菌・消臭水です。
そのアスファ水によって室内の除菌消毒や清掃を行います。感染の元となる菌を殺菌効果のあるアスファ水が分解して除去します。
抗ウイルスコーティング散布
エアーガンを施工箇所から1mほど離して、細かい霧状の「抗ウイルスコーティング」の液剤を散布します。
コーティング完了!
乾燥させてコーティング作業完了となります。
株式会社ジェブ様のWEBページにおいても、弊社の施工事例が紹介されています。
株式会社ジェブ様WEBページ-施工実績(外部サイト)
河島コンクリート工業株式会社では、生コンクリートの品質管理はもちろん、環境問題や健康問題、SDGsの取り組みを続けて参ります。