夏の暑い時期※に使用される生コンクリートを「暑中コンクリート」と呼ぶんだ。
※一日の平均温度が25℃以上の期間
固まる前の生コンクリートは、その名の通り「生もの」。
食べ物と同じで「温度」が品質に大きく影響するんだ。
温度が高くなりすぎると、せっかく良い材料を使っても、元気のない生コンクリートになってしまう!
元気のない生コンクリートでは、頑丈なたてものができないよ!
とくに最近の夏は、気温が30℃を超えたり、35℃を超える猛暑日も多いよね。
そんな中で、生コンクリートの温度が上がらないようにすることは、とてもむずかしいことなんだ!
夏の暑い時期に、きちんと温度管理された生コンクリートを使って工事を行うための対策が「暑中コンクリート対策」、略して「暑中コン対策」ということなんだ。
その中でも河島コンクリートが取り組んでいる「暑中コン対策」は、「夏の暑い時期でも、良い品質の生コンクリートを作りだして、良い品質の状態で工事現場へ運ぶ」こと。
つまり、とっても大事な温度管理に力を入れているよ!
生コンクリートのおもな材料は「すな」や「じゃり」。これらが工場に運び込まれたそのときから、河島コンクリートの暑中コン対策が始まっているんだ。
・工場に運び込まれた「すな」や「じゃり」を受け入れる『骨材ホッパ』
・貯蔵庫である『骨材サイロ』
・生コンクリートを作り出す『製造プラント』
・工場内のそれぞれの設備へ「すな」や「じゃり」を運ぶ『ベルトコンベア』
生コンクリートを作るすべての工程に『遮熱塗装』がほどこされていて、強烈な太陽の日差しによって温度が上がってしまうことを防いでいるよ!
生コンクリートは、「すな」「じゃり」「セメント」「おくすり」を、「水」といっしょに練り混ぜて「化学反応」を起こすことによってできあがるんだ。
河島コンクリートでは独自の『クーリングダッシュシステム』によって、この練り混ぜる「水」をなんと最大2℃まで冷やしているよ!
生コンクリートを工事現場まで運んでいるときも、強烈な太陽の日差しが温度を上げようと狙っている。
でも大丈夫!ミキサー車も『遮熱塗装』によってちゃんと守られているんだ!
こうして河島コンクリートでは、工場へ材料が運び込まれてから工事現場へ届けるまで、徹底して「暑中コン対策」に取り組んでいるよ!
だから夏の暑い時期でも、品質の良い生コンクリートを安定して供給できるんだ!
生コンクリートは、「すな」「じゃり」「セメント」「おくすり」を、「水」といっしょに練り混ぜて「化学反応」を起こすことによってできあがるんだ。
このときの「化学反応」によっても熱が発生するけれど、夏の暑い時期では、気温や日差しの影響で、さらに生コンクリートの温度が高くなってしまう!
ここで効果を発揮するのが、河島コンクリート独自の暑中コン対策「クーリングダッシュシステム(練り混ぜ水冷却装置)」なんだ!
夏の暑い時期、気温が30℃を超えたり、35℃を超える猛暑日も多いよね。
クーリングダッシュシステムは、生コンクリート用の練り混ぜ水を、なんと最大2℃まで冷やしているんだ!
練り混ぜ水の温度を4℃下げることによって、できあがる生コンクリートの温度が1℃下がる効果があるといわれているよ。
夏の暑い時期だからこそ、練り混ぜ水自体の温度を最大2℃まで下げるクーリングダッシュシステムの効果はてきめんだ!
万が一の災害(地震や火災など)によって、街の電気が止まってしまったら・・・
生コンクリート工場でも、すべての設備が動かなくなって、生コンクリートを作ることができなくなってしまう!
これでは、たてものの工事が進められないよ!
そんなときでも河島コンクリートなら安心。 「非常用ディーゼル発電設備システム(サンパワー)」が停電を察知すると、自家発電に切り替えて、最大500kWまで発電して工場を動かすことができるんだ!